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種族について

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・魔術師

大聖堂に生きる住人の大半を占める種族。
元は特殊な力を持って生まれた人間とされ、太古の時代では神の生まれ変わり、
お告げを聞きし者など、人々に崇められていたが、時が進むに連れて世界では魔女狩りや討伐
などが行われ、いつの日か邪悪な存在として妖怪や悪魔と同じ扱いを受けるようになってしま
った。時が進み、大聖堂建立後にはこの世界の均衡を保つ立派な存在として今現在も多くの魔術師が
存在している。
人間と体内構造や見た目はほとんど同じだが、魔力を体内に多く秘めているものほど、髪や瞳
の変色が濃い。


・純魔術師

純潔な魔術師の血をひく魔術師のこと。
魔力が高く、力のコントロールも己の手足を動かすのと同じほどに上手い。
また、この種族のほとんどが貴族のようなブルジョア家が多数で力も強けりゃプライドも高い。
そのため、共存しているはずの妖怪や妖精を見下しているが、特に半純潔の魔術師に対しては
ゴミ同然の扱いをしている傲慢な者が多い。
しかし、全てのものが人間が憎い醜いという考えを持っているというわけではなく、中には
もう一度共存ができないかと考える平和主義者もいる。その者達が人間界に派遣されると、
そこから人間との愛を育んでしまう者も少なくはない。

特徴としては、目の色、髪の色、耳がとんがっている。


・半魔術師

魔術師とそのほかの種族の間から生まれた者の総称。
しかし、妖怪や妖精から生まれることは希なことであり、大体は魔術師と人間
から生まれた者のことを指すようになってきている。
原因としては、機関の任務により人間界に降りた魔術師がある人間と知り合い、それが恋慕に
発展してしまい身籠ったり身篭らせてしまったりなど。生まれたての半魔術師である赤ん坊は
大聖堂に引き取られることが多いが、希に気づかれずに魔力の覚醒もしないで一生を過ごす者も
いる。
また、大聖堂に生きる半魔術師も、人間界で生きる半魔術師も、大聖堂の人間の行き来は
基本禁止されているので両親と生活するということは絶対になく、父方か母方のどちらかに育て
られる形となる。

半魔術師は、本来なら交じり合うことのない種族との混血種なので、持つ力は未知数と言われ
ている。魔力は純血ほど高くないものが多数だが、体力が化物並みのものがく、それにより戦闘兵
として16歳になると魔術兵士として強制的に魔術兵士育成学校に入学させられる。
見た目はほとんどは人間と変わらない。が、髪や瞳の色は変わっている。



・妖怪、モンスター

世界によっては様々な呼ばれ方があるが、基本は同じ分類とされている。
種族も様々であり、人を見守る神物的なものから迷惑をかけるものまで多種多数。
太古は、人間界の山や海、息を潜めて人間とともに暮らしていたが、いまでは大聖堂の自然地
に移り住む者がほとんど。
善意的に協力的な者もいれば、人間界と同じく他者に迷惑をかけるものまでいる。
人間界だろうが大聖堂だろうがやってることは変わらないそうだ。
人間に対しての憎悪が高く、中には人間界に降りて復讐しようとする輩もいるが、大体は
機関に討伐される。
しかし最近ではペットとして自主的に魔術師達に飼われたいと思うものもいる。


・妖精、精霊

色々なものに宿る魂が具現化したもので、守備意識が強い。
妖怪やモンスターと共に住んでいるが、頭の良い者、協力的な者は魔術師と共に機関で活動を
行っている。
好意的なものから威嚇的なものまで気性も十人十色。


・召喚獣

魔術師が呼び出せる聖獣たちのこと。
魔術による呪文、儀式により契約者が呼び出すことができる。持つ力は炎や水を操ったり、契約者
の守護などそれぞれが力をもっている。
誰しもが彼らを呼び出せるわけではなく、生まれ持った素質などが大きく関わってくる。
大聖堂に住む生き物たちと違い、普段は別の次元で眠っている。



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